9日のビーバースカウトの活動は、お正月の「お餅つき」で、ビーバー隊が披露する劇の練習でした。

 

隊員3名+スタッフ で出来る劇ということで、題目は『3匹のこぶた』。

でも、先週体験に来た1名が入隊を決めたことで、めでたく隊員は4名に増え、オオカミ+こぶた3匹、スタッフ無し、隊員だけで劇をすることとなりました。

 

まず、配役決め。

 

「やりたい役がある人!」

 

の隊長の呼びかけに、速攻で手をあげて

 

「3匹目のこぶたがやりたい!」

 

と元気よくSORA。

おー(*@0@*)と、後ろで母、関心。

 

そうだよなー。ただ一人の成功者だもんねぇ…

いい役わかってんなー。

 

といった感じ。

入隊2日目の1番年少でこの積極性。

親バカながら、母、ちょっと感心してしまいました。

 

配役がなんとか決まり、そのあとは、画用紙にマジックで絵を描いて、お面作り。

みんな一生懸命、自分らしいお面を作りました✩

 

そして、台本を手に、4回ほど台詞合わせ。

 

みんな、合わせるごとに、だんだんと上手くなってましたよ。

本番まであと2回ほどしか練習がありません。

次回は動きを付けての練習となるので、台詞を家で覚えてこないといけません。

がんばろうね。

 

 

3匹のこぶた
台本

 

3匹のこぶた
こぶたのお面

 

 

最後に、隊長が、

 

「おうちで練習をしてきてください」

 

と言ったとき、ひとり、首を横に振った子がいました。

Y君でした。

 

「あれ、今、Yが首を横に振ったけど…」

 

Y君の神妙な面持ちに、周りの空気がが「しん」となる。

それで、隊長がY君のそばに行って、もう一度言う。

 

「じゃあ、もう一度、言います。 おうちで練習をしてきてください。」

 

今度は、うなづき、でも小さな声で

「いいえ」  と。

 

元々、人見知りの激しい子だとその子のお母さんから聞いていたので、入隊してすぐの「劇」というのは、人前に出てやることだし、抵抗があるんだろうな… と思いました。

SORAのほうは、終わったあと、

 

「今日のビーバー楽しかったなー♪」

 

とニンマリして言っていました。

SORAの場合、幼稚園で「劇」にある程度なれているので、あまり抵抗がないのかもしれない。

 

スカウトが「どういう場所」となるか、その子の捉え方次第なんだなーと思いました。

当たり前のことのようだけど。

楽しいと思えない子もいれば、楽しいと思える子もいる。

楽しいと思えるかどうかには、自分が参加しているという「参加意識」の有無が、大きく関わっていると思う。

最低限、「参加意識」を持って参加できないと、たぶん、楽しめないんじゃないかな。

今日のY君は、ただ連れてこられたからココにいる、といったふうでした。

でも、Y君にとっては、スカウト活動はまだ始まったばかり。 これから。

少しずつ打ち解けてもらって、一緒に活動を楽しんでいけたらなーと思いました。

劇以外にも、色々な活動がこれから待っているし。 劇の日にやる「お餅つき」だって楽しいと思う!

今日、「楽しい」と言ったSORAだって、来週もまた、「楽しい」と言うかどうかはわからない。 波もあると思う。

これからも、スカウトにいて、「楽しい」とたくさん感じられたらいいよね!

 

うちの団の特徴は、隊員が「男の子のみ」であることなんです。

女の子を受け入れている団も、もちろんあります。

ですが、うちの団は

「女の子がいると、男の子が女の子を頼ってしまうので、男の子が成長できない」

という考えのもと、男の子限定にしているようです。

たしかに、女の子って、しっかりしてますからね。

 

今日は、開始時、SORAのリュックからビーバーノートを取り出してあげようとしたとき、隊長に

 

「自分でやらせてください」

 

と注意されちゃいました、わたし (*^_^*)

作ったお面をリュックにしまってあげようとしていたお父さんも、

 

「自分でやらせてください」

 

と注意されていました。

女の子も男の子の成長を妨げるかもしれませんが、親も大敵ですね( ^^;)

心しておかねば。

少しずつ、SORAに自分でやらせるようにしていかないといけないと思ったし、私自身も、ちょっと離れて見守るトレーニング、が必要だなあと感じました