ADHDについて。
今の日本では環境が整っておらず、ADHDの子供にとっては、とても不幸な現状だと思います。
ストックホルム大学の研究者らが行った実験で、 教室でホワイトノイズを流すと「注意散漫な生徒(ADHD含む)の学習効果があがる という実験結果があるようです。
不思議なことに、普段から集中できる生徒にはホワイトノイズは逆効果で、逆に学習効果が下がるそう。
こういう実験結果も教育の場に生かしていくと、よいと思います☆
ADHDの子供達をひとつの教室に集め、ホワイトノイズを流しながら学習させる など。
【ADHD ホワイトノイズを流したときの学習効果】
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本 『薬を飲ませる前にできる ADHDの子供を救う50の方法』 (トーマス・アームストロング 著) によれば、ADHDの子供にホワイトノイズが有効な理由は、次のように説明できるようです。
本から内容を抜粋して、ご紹介します。
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パーデュー大学のシドニー・ゼントールによれば、生物はすべてそれぞれに決まった最適な刺激のレベルがあり、そのレベルを調節する恒常的な手段を持っている。
ADDの子供は、平均的な子供よりも環境からの刺激がたくさん必要で、その刺激が得られなければ、自ら刺激を(多動的な行動を通じて)作りだそうとするわけです。
ゼントールは実際に、教室という環境でこうした子供達を落ち着かせるのにちょうどいい刺激のタイプを調べています。
その結果わかったのは、多動児達は、刺激の強い部屋にいるときのほうが動きが少ないということでした。
ゼントールの研究が示しているのは、多動児のための環境は、刺激的で真新しく、学ぶ気をかき立てる場所であるべきだということです。
学習環境に適切な刺激があれば、覚醒状態を最適化できるということです。
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ホワイトノイズ以外の音楽 (ロックやクラシック) でも、その子が落ち着くのであればいいようです。
また、色による刺激なども、ADHDの子供には有効であることが確認されています。