いつもにニコニコと愛嬌を振りまいている我が子に限って、「お友達を叩いてしまう」という問題で悩むことになるとは、私は、思いもしませんでした (´・_・`)
ウチの子に限っては。(よくあるやつ…)
しかし、調べてみると、 3才くらいまでの間には、そういう問題を起こす子供は多い らしいんです。
なんと、問題を起こさない子供の方が多い!というくらい w(゜o゜)w
SORAがどんな時にどんな風に、お友達を叩いたのかというと、お友達と遊べる状況になり、嬉しくて興奮状態になって、バシバシ。
楽しそうに笑いながらバシバシ。(かなり力は強く、ときには、おもちゃで叩いてしまうことも!)
私が「コラッ」と怒ると、ケラケラと笑う。 または、ふいっとソッポを向いて目を合わせようとしない。
酷い時には1回/1分のペースで叩いてましたから、そのペースで叱り続けなければならず、私は当時、精神的にヘトヘトでした。
事情があって、同じ屋根の下で連泊でお友達と過ごさなければならなかったりした時期だったので。。。
ネットでだいぶ検索をして、対策を考えました。
私が調べた多くのサイトで書かれていたのは、「叩くことで、叩くことが悪いということを教えることはできない」 ということでした。
そういえば、以前に読んだノーバディーズパーフェクトのテキストにもそのように書いてありました。その頃にはまだ「何のことやら…」といった感じでしたが。
自分の子がお友達を叩いたとき、それまで 「うちの子に限って」 と思っていた方は、もしかすると、チョットしたパニックに陥るかもしれません。
私がそうでした。
・ 怒っても、ケラケラと笑うだけで言うことをきかない。
・ または、ふいっとソッポを向いて目も合わせようとしない。
・ それで1分に1度のペースでお友達を叩きつづける。
・ お友達は泣いてしまっている。叩かれた側の親は怪訝な顔をしている。
・ 事情があって、その場から離れることができない。
こんなことが重なると、パニックになって、つい手をあげて我が子を叩いてしまいそうになりませんか?
でも、ちょっと待ってください!
「叩くことで、叩くことが悪いということを教えることはできない」 のが何故なのか、考えてみませんか?
たぶん、「叩かれたら痛い」 、子供は、元々そんなこと分かっているんです。
だから、親がわざわざ頭を叩いて
「痛いでしょ! ●●ちゃんも痛かったんだよ。 だから叩いちゃいけないんだよ!」
としても、「気づき」が無いのではないでしょうか?

実は、私も自分の子供の頭を叩いて
「痛いでしょ! ●●ちゃんも痛かったんだよ。 だから叩いちゃいけないんだよ」
というのを、相手のお母さんの手前もあって、何度かやりましたが、効果はなかったです。
そもそも、「自分が痛いこと = 相手も痛いこと」 を、ちゃんと理解できる年齢に達していないんです。
ひとの痛みを自分のことのように感じられる力を身につけるというのは、簡単なことのようで、案外難しいこと。
脳の発達が不可欠で、前頭葉と側頭葉のエリアに、共感や自制に関係する部位が有るようです。
大人でも 「ひとの痛み」 をわからない人はとても多く、だから、いつの時代でもイジメや犯罪があります。
「ひとの痛み」 というものは、月日をかけて、親も含めた沢山の人とのふれあいや経験の中で、少しずつ身につけていくもの。
とてもとても、親が数回叩いたくらいでは…
そうは言っても、叩かれた側の親の手前、たとえ演技でも我が子を叩いて叱った方がよいのではないかと思ってしまうこともあるかもしれません。
実際、まったく我が子を叩こうとしない親は、悪く言われてしまうことが、残念ですがあります。
一度、試してみたらよいと思います。 効果があるのか、ないのか。
SORAの場合、私がそれをしたら、
「どうして叩くの?」
と涙をにじませて私を見つめてきたものです。
そのうえ、
「ママが、叩いた!」
と騒ぎ出す始末。
「●●ちゃんも痛かった、ということを教えたかったんだ」 と話して聞かせようとしても、全く耳に入らない様子でした。
本当に、意味のないことをしたと思いました。
叩いた側の親が、叩かれた側の親の手前、叩きたいのなら、やったらいいでしょうが、それで叩くのをやめるかといったら、効果は期待できないと思います。
いいやり方がありました!
SORAは、これをやっただけで、全く叩かなくなりました。
回数にして5回ほど。日にちにして、ものの3日です。
これまで、SORAが友達を叩きつづけて、悩んでいた期間は2ヶ月ほど。(この間、程度の波はありましたが。)
効果があったのは、 「叩いたら即、お友達から離す。」 という、シンプルなやり方 でした。
SORAの場合、お友達と遊べるのが嬉しくて叩いてしまうという傾向が強かったこともあり、 「お友達と離される」 ということが耐えがたい辛さだったようで、効果がテキメンでした。
子供が嫌がれば、
「叩いたらもう遊べないんだよ!」
と繰り返します。
「叩かないで仲良く遊べる? 約束できる?」
と約束をして、私の場合は、約5分後に元の場所に戻しました。
(のちに、本「ハッピーアドバイス」で読んだ内容によれば、時間は 「年齢と同じくらい」 が適当なようです。3才なら3分が目安。)
また、たとえ偶然でも叩かないでいられたとき、
「叩かないで仲良く遊べたね。 えらかったネ☆」
と褒めることも、並行してやりました。
参考にしたのは、こちらのブログ記事です。(はなこ様、どうもありがとうございました☆)
↓
こちらをクリック☆
叩いたりと、手が多く出る子は、もともと 「人と関わりたい」 という気持ちの強い子で、手を多く出した分 「それ」 に対する人からの反応を多く受けているわけで、将来、人との距離間をうまくとれる人になるという専門家の話もあります。
叩いてしまい悩んでいる側の親御さんが、安心するような書き方を敢えてするとすれば、 「子犬どうしがじゃれあって ‘ 噛みつき遊び ’ をする」 のに似たようなものではないでしょうか。
( 子犬の噛みつきも、最初のうちは加減ができないので、相当、痛いものですが、だんだんと加減ができるようになり、上手にお友達と遊べるワンちゃんになっていきます。)
シツケができていないとか、必ずしもそういった 「原因のある」 特別なものではなく、誰しもが通るかもしれない道なんだと思います。 「しつけ不要」 という意味ではありませんが。
運悪く?叩くようなことになってしまったら、私は、 「タイムアウト」 を使ったシツケを、即行うことをお勧めします。
私自身が、 「我が子がお友達を叩いてしまう」 ことで、当時、かなり凹んで悩んだので、敢えてこういう言葉 (子犬どうしが~) を使わせていただきました。
いつかおさまりますから、安心してください(^ー^)

(追記:2011/08/29)
「叩くことで、叩くことが悪いということを教えることはできない」 これは、多くの育児本に書かれていることです。
育児本 『忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス』 にも、この点については書かれています。
もしも、 「パパに一言申したいが、自分の言葉でうまく伝えることができない。。。」 と思っている人がいたら、この本 『忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス』 をパパに読んでもらっては?
わたしは、この本のタイトルも気に入っています♪
「忙しいパパのための」 という言葉から、「いつもお仕事を頑張っているパパ。忙しいだろうけど、この本、ちょっと読んでみて」という、パパへの敬意が感じられます (*´ω`*)
四コマ漫画で説明されているので、忙しい中でも、さらっと読んでもらいやすいかと思います。
この本では 「タイムアウト」 という、体罰に頼らないペナルティの方法があることに(少しだけ)触れていますが、上記で私が紹介した方法も、 「タイムアウト」 にあたる方法だと思います。
「タイムアウトとは、警告しても許しがたい行動を続けたとき、決まった時間 (一般的には年齢と同じ時間。3才なら3分) だけ、決まった場所にいさせること。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
< 叩くことについて >
「暴力はいけません」 と教えていながら、暴力で争いを解決する方法を教えているのと結果は同じことです。
子どもは、相手が間違っていると思ったら、叩きに行きます。
その結果、手を出すことが多くなります。
体罰でなくてもしつけは可能です。
『忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス』 より抜粋
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~