放射能関連本 を読みました。

主に、「食」に関連する内容の本です。
自分用の備忘録と本のご紹介を兼ねて、本から内容を一部抜粋します。
ほんとうに、一部です。
是非、ご自分でも読んでみてください

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「自分と子どもを放射能から守るには」 
ウラジーミル・バベンコ 著

●積極的に放射能を取り込もうとする植物は、苔、豆類、穀類、また菌類ではきのこや地衣類、藻類などです。
ビルベリー、こけもも、クランベリーなどのベリー類は特に放射能を取り込みます。
●セシウム137を高い値で含みやすい食品のうち、牛乳は子どもの体内においても高い値のまま蓄積されやすく、子供の健康状態を悪化させる大きな原因の一つとなっています。
●放射能を減らすお茶の入れ方。
一煎目を捨てる「洗茶」。捨てる一煎目のお茶にセシウムが溶け出して放射能ダウンが期待できる。
●玄米では放射性物質は特に胚芽に集まるため、精米して白米にすることで除去されます。玄米を白米にすると、
ストロンチウム90は80~90%除去され、セシウム137は65%除去されるという報告があります。
●牛乳の乳清(ホエー)は、絶対に摂取しない。(牛乳を加工して乳製品をつくるとき、副産物として分離される
透明な液体が、乳清です。)放射能に汚染された牛乳では、乳清にセシウムが溶けています。
●放射性セシウムは、動物の柔らかい組織(レバーや腎臓など)に蓄積しやすい性質があります。
●肉の種類で蓄積される放射能を比較すると、豚肉の方が牛肉や鶏肉に比べて少ないです。
●カルシウム不足でスカスカの骨には、ストロンチウムが入り込みやすくなります。
●体内放射能を減らすために、食物繊維の摂取も心がけましょう。食物繊維は腸を刺激して便通を整えるだけでなく、すでに体に取り込まれたセシウムの排出を早める働きがあります。
●放射性核種の体外排出には、食物繊維のペクチン摂取が有効です。大量のペクチンを一度に効果的に摂れるのが
サプリメントのペクチン剤です。(3才未満の子どもの摂取は勧めていません。)
●汚染地域で畑や家庭菜園をするには。
放射性セシウムとカリウム、そして放射性ストロンチウムとカルシウムは、物質としての性質が似ています。
農作物にセシウムとストロンチウムが入り込むのを防ぐために、最初に有機肥料、ミネラル肥料、石灰分の多い土をすきこんでください。

「放射性物質から身を守る食事法」 富永國比古 著

●日常流通している食品の中にも、被爆食品があります。
比較的よく知られているのがジャガイモで、発芽を抑えるために放射線照射をほどこすことが、世界的に行われています。
日本では、実施しているのは一地域のみです。
そのほか、香辛料や乾燥野菜の殺菌用にも放射線照射を行っています。
これら食品への放射線照射は、人体に危険という見方がありますが、健康被害の具体的な報告はないようです。
●「放射線によってもたらされる活性酸素を消去すること」と「放射性物質の体外への排泄をうながすこと」、以上の2つの方策は、食事を工夫することによって可能です。
そのための栄養療法・食事療法としては、私は、「穀菜果食」が有効だと考えています。
精白していない穀類を主食とし、野菜や果物をたくさん摂取するのが特徴です。
野菜や果物には、体内にとり込まれた放射性物質を排出する働きがあると考えられます。
野菜や果物には、放射線によってもたらされる活性酸素を抑える、ビタミンやミネラルなどの抗酸化物質が豊富に含まれています。
未精白の穀類も、同様の働きをします。
●精子は非常に速い速度で細胞分裂をするので、放射線障害を受けやすい。
●ベータカロテンは、造血機能の維持に効果がありますが、サプリメントとして用いる場合には、注意が必要。
大量喫煙者では、ベータカロテンのサプリメント摂取によって、かえって肺がんの危険性を高めることがわかりました。
●ペクチンは、セシウム137の排出を促進します。
経口服用されたペクチンが、生命維持に必要な微量元素(必須ミネラル)まで除去してしまうのではないかという懸念がありましたが、その心配はないことも証明されています。
●インドでは、「年間1万マイクロシーベルト(10ミリシーベルト)」の自然放射線が発生する地域に住む人が一万人いるにも関わらず、健康問題はない。

「食卓にあがった放射能」  高木仁三郎 渡辺美紀子 著

●ブルーベリーは、特に放射能を取り込みやすい果実。
●輸入食品の汚染の実態。スパゲティなどのパスタ類は香辛料やハーブ、チョコレートなどに比べ一度に食べる量が多いので、数ベクレルの汚染値であっても影響は大きい。
日本国産のスパゲッティについては、原料のデュラム小麦が現在のところアメリカ、カナダから輸入されているものなので、どれからも検出されていない。
イタリア産小麦を使用しているものについては、要注意。
●ヘーゼルナッツはセシウムをとりこみやすく、トルコ、イタリア、日本原産のヘーゼルナッツ製品から検出されている。
●葉菜は洗って食べるとか、飲料水は煮沸するとよいと書かれた手引書もある。確かに、汚染した直後の葉菜は、洗浄による除染効果が何十パーセントか期待できるようだ。
しかし、様々な経験・見聞を統合して、一般に洗浄や煮沸の効果にあまり大きな期待はできない。

「食品の放射能汚染」完全対応マニュアル  
水口憲哉 赤石昇二郎

●農産物の種類によっては、ある程度の「傾向」があることがつかめてきた。
ダイコンやカブは検出されるものが多いが、ニンジンからはあまり検出されない。
●さくらんぼやブルーベリーは、よく洗ってから測っても、セシウムが検出された。
桃もセシウムが出やすい。(ルポルタージュ研究所取材班)
●福島と静岡を結ぶ「放射線ルート」上にある農産物は、あらかた被爆。
東京湾から静岡の海まで全部放射能に汚染されてしまった。
東日本の海沿いは、ほぼ全部汚染されたでしょう。
砂浜や岸壁といった波打ち際には、海に流れ出した放射能が打ち上げられる。
その結果、海岸線一帯が汚染される可能性がある。(タンポポ舎副代表 談)
●食べ物については、国は測定しないんです。
都道府県に「測定しろ」と命令するだけなんです。
だから都道府県が、自分のところの測定をしています。
すると、都道府県としては、自分の地域は汚れていると言いたくないわけじゃないですか。
だから測定する時には、一生懸命洗って、それからホコリがこびりつきそうなところを広くえぐり取るとか、できる限り値が少なくなる操作をしているわけです。
それがだんだんエスカレートしていくから、都道府県の検査結果はどんどん「不検出」になっていく。
しかも、検査をしていない自治体も山のようにある。(生活クラブ生協品質管理部長 談)
●汚染食物が「暫定規制値以下」であることは、ただちに「食の安全証明」とはならない。
マスコミ報道では「風評被害」なる言葉を度々見かけるが、1ベクレルたりとも汚染していない食品が原発事故の影響で売れなくなったケース以外で使うのは誤りだ。
たとえ暫定規制値以下であろうと汚染されていれば、それは「風評被害」ではなく「実害」なのである。(ルポライター赤石昇二郎)
●玄米の状態よりも精米して糠を取り除いた白米の方が、セシウム137の量が少なくなる。
米糠は、汚染されている可能性が大変高そうだ。
したがって、家庭のぬか床に加えるのは、昨年度産の米ぬかを使うのが無難なようだ。

「放射能生活の注意事項」 船瀬俊介 著

●内部被爆には、恐ろしいことに「これ以下なら安全」という「しきい値」はありません。
つまり「どんなに微量でも、内部被爆すればガン化の確率が高まる」のです。
●京都大学原子炉実験所助教の小出裕章氏の発言は明解です。
「放射線がDNAを含め、分子結合を切断・破壊するという現象は被爆量が多いか少ないかには関係なく起こります。」
●3・11から四日後に、東京にチェルノブイリの何百倍もの放射能が降り注いだ!
●琉球大学の矢ヶ崎克馬名誉教授も指摘する。
「内部被爆の恐ろしさは、1000万分の1グラムのヨウ素131が体内に8日間とどまっていた場合、1シーベルト被爆した計算になるほどなのです。」
内部被爆は外部被爆の何万倍も恐ろしいというのは、そういうことです。
●医師でもある菅谷昭・松本市長は、チェルノブイリで診てきた子供たちからの教訓として、「ガン患者が急増するのは事故5年後から」と警告しています。
●ストロンチウムは陸地よりも海中に大量拡散しています。
魚類の骨や内臓、イカやカニなどの甲羅などに蓄積されます。
それは魚粉に加工され「配合飼料」として牛、豚、鶏、さらには養殖魚に大量に与えられます。
また海藻類も高濃度にストロンチウム汚染されます。
魚粉や海藻は有機肥料として大量に畑や田んぼで散布されます。
こうして恐怖のストロンチウム循環により人体も食品も環境も汚染され続けるのです。
●水道水についてのWHOの「国際基準」は1ベクレルです。緊急時に限って10ベクレルまで許容する、としています。
にもかかわらず日本の「暫定基準」は300ベクレルに引き上げてしまった。
WHOの300倍もの危険を国民に強制しているのです。
3・11は緊急事態というならWHOの「緊急時」基準10ベクレルとすべきでしょう(実際は2011/3/17までの日本の基準値は10ベクレルだったのですから、ちょっと驚きです)。
●「米のとぎ汁乳酸菌」で、肺臓から放射性物質が痰となって出てくる。(飯山一郎さんのブログより)
食事も発酵食品を多くすること。
●放射性ストロンチウムが含まれている恐れのある食べ物を食べるときは、放射性のないカルシウムの多い食品、飲み物を一緒にとることです。
食品中のカルシウム量はストロンチウムより圧倒的に多いので、ストロンチウムは薄められ、体内への取り込みをほとんどなくすことができます。
●甘いものなら、黒砂糖とメープルシロップがお勧め。
カリウムを含まない甘味料で作られた加工食品を食べていると、「セシウム137」の直撃、突入をくらいかねません。
●放射線が体内に入るとフリーラジカルと呼ばれる分子を発生させ、これが細胞や遺伝子を損傷する。
ビタミンCという抗酸化栄養素の摂取でフリーラジカルが強力に消去される。
体重50~70キロの人が自然界より5倍以上高い放射線量の環境で済む場合には、ビタミンCを1回2.5~3グラム、一日4~6回摂取することを、柳澤医師はすすめています。
2グラムを摂取しようとすると、100個のレモンが必要になります。
ビタミンCサプリメントも強い味方になりそうです。
●放射線で活性酸素が生じて、それが細胞膜を破壊し穴を開け、その穴から放射線が遺伝子を傷つける。
活性酸素はプラス電荷をもっています。だから活性酸素を無力化するには、マイナス電荷で電気的に中和してやればよい。
マイナス水素イオンが活性酸素と一緒となると「水」になって体外に排出されます。
鶴見医師はすでにマイナス水素イオンの「水素水」を開発。
この水素水は、すでに首都圏の一部コンビニでも販売されています。
●ペクチンは多糖類の食物繊維で、体内に取り込まれた放射性セシウムを吸着して体外に排泄してくれます。
ペクチンはアップルジュースの搾りかすに大量に含まれます。
市販もされていますが、リンゴの繊維ですから、リンゴを食べればいいのです。
一日2個も食べれば十分。熱を通すとペクチンが増えます。
●キトサンの大きな特徴は、体内に吸収されるとプラスに荷電すること。
放射性物質はマイナス荷電しています。
キトサンを摂取すると、電気的に結合して、体外に排泄してしまいます。
きのこ類に含まれているほか、キトサンを含有したサプリメントが多数販売されています。
●「炭」の腸内毒物の吸着効果は野菜の繊維の数十倍。
木炭か竹炭を買ってきて、おろし金で粉末にして、容器に保存しておきましょう。
小さじでちょっとすくって口に放り込み、水を飲めばおしまい。
●ゼオライトの放射性物質の吸着・浄化力は、木炭のなんと約60倍。
●断食をすると、全身の約60兆の細胞に「栄養が来ない!」とシグナルが届きます。
すると細胞活性化スイッチがオンになり、さらに細胞内にたまった老廃物などが排出され始めます。
このとき蓄積した放射性物質も急速に排毒されていくのです。
●低温サウナも非常に効果的な排毒法です。
●「放射能の害を、わかめの味噌汁がどうして防ぐのか、そんな力が味噌汁にどうしてあるのか。
私は科学的にその力があると信じている。」秋山医師の著書は、英訳され海外でも大きな反響を呼びました。
チェルノブイリ原発事故が起きた時、旧ソ連やヨーロッパ、とりわけ北欧では多くの人々が食卓に味噌料理を載せたのです。
●「味噌は放射線による消化管障害を防ぐ」動物実験で画期的証明を行ったのは、広島大学原爆放射線医科学研究所の渡辺敦光名誉教授。
秋月医師の食養理論が、科学的な実験で裏付けられました。
●砂糖は子どもへの放射線の害を増悪させます。どうしても甘味がほしかったら「黒糖」「メープルシロップ」「蜂蜜」などで代用してください。
●玄米はデトックスの王様と呼ばれます。
しかし、「玄米は白米に比べて約2倍、放射能が残る」というのが専門家の見解です。
玄米の産地に目を向けてみてください。
●福島原発事故を海外では「海のチェルノブイリ」と呼んでいます。それほど、海洋の放射能汚染はひどいのです。
海産物の安全性を考えるときは、海流の流れをみましょう。
九州、中国地方、四国の沿岸部、さらに瀬戸内産、日本海産が現時点ではまだ安心。
北海道産の海産物もまず安全とみてよいと思います。
ただ、深海では汚染は確実に世界に拡大しています。
●きのこ類&いも類は、福島、宮城、栃木、茨城、千葉のものは避けたほうが無難。
しいたけは大分・宮崎が名産地でもあり、この地域のものなら安心ですので、乾燥した乾物を多めに買い置きすることをおすすめします。
●番茶・ほうじ茶にはタンニンが多く含まれています。このタンニンには放射能を排出する作用があります。
また、ビタミンCなども豊富に含まれます。
●フクシマでの2回の原子炉爆発で高く放出された放射能は偏西風に乗って地球をすでに何週もしています。
なにしろ、3・11から数日後、なんと地球の裏側のロンドンで通常の放射能値の27倍の放射能が観察されたのです。
北米のカリフォルニア州でも牛乳から放射性物質が検出されています。
●畜産に詳しい人によれば「乳牛は牧草や稲わらを餌としており、野ざらしで雨に打たれた稲わらや汚染された土壌に生えた牧草を食べている」と言います。
つまり、エサで放射能汚染される確率は「配合飼料を与えられた肉牛より高い」というから実に不安です。
●アルコール飲料には、もともと放射線を防護する効果がある。
ビール効果がエタノール単独の効果より高い。
ノンアルコールのビールでは、放射線の防護効果が認められない。
●生体濃縮により体内汚染されたマグロでも水洗いでセシウムなどを50%も落とすことができます。
●ヨウ素もセシウムも「ゼオライト」と「活性炭」で吸着して閉じ込められます。と語るのはイオンコーポレーションの佐々木社長。
同社が開発した「浄水ポット」が放射能汚染で熱い注目を集めています。
福島原発から40キロ圏内の飯館村の水道水の浄化実験に成功したからです。
この浄水ポットのコストは、1リットル当たり38円。(一日2リットル作るとして換算。)
●各地で高レベルのβ線が検出されています。β線は「セシウム137」から放射されます。
これは半減期が約30年と気が遠くなるほど長い。
やがてセシウムはバリウムに元素転換し、さらにγ線を放射しながら安定的なバリウム137という元素になります。
外部被爆はγ線が一番危険。
●チェルノブイリもスリーマイルも、放射能の放出は事故直後に止まりました。
フクシマは大量放射能の漏出がいまだに続いています。(2011年9月)
来年の汚染は、今年よりさらにひどくなります。
再来年は、もっとひどくなるでしょう。
そう・・・人類がかつて経験したことのない放射能汚染がこれから始まります。
●こんな危険度の高い内部被爆をICRPも政府も無視して「安全」デマをばらまいているのですから、ダマシやウソは犯罪的といえます。
これからの放射能汚染時代を生き抜くのは、「かれら」による洗脳を拒絶することから、はじまります。

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どれがお勧め、というのはないです。
著者の違う本を数冊読むのがいいかと思います。

特に、各本に共通して書かれている事項は、信憑性のある情報であり、知っておくべきだと思います。

「気にしすぎてもキリがない」なんて、諦めないでください。
放射能の害については、人類にとって未知の部分の多い分野ですが、本などで現時点での最新情報を得ながら生きていくことは、きっと、意味のあることだと思います。

放射性物質を体内に全く入れないことが無理だとしても、気を付けないでいれば10入ってくるところ、8にまで減らせるならば、気を付ける意義は、あるのではないでしょうか?
同じ地域に住んでいるひとの中でも、10の人と8の人とが、きっといるのです。
あるいは、5まで3まで減らせるかもしれません。

精神的に、厳しく、とても疲れますが、一緒に頑張りましょう!