今回は、自分が持っている特許の構造から着想を得た、 ミニトートバッグの作り方のアイディアをご紹介します(^-^)

 

  ◎ こちらが、できあがるミニトートバッグです。↓
    完成品_リメイク



ご紹介するのは、 トートバッグから『 仕切り付きのミニトートバッグ 』をリメイクで簡単に作れる方法 です。

底まで仕切れて、仕切りに(クリアファイルを内蔵することで)強度も出せます。

 

準備するもの


・ トートバッグ(綿素材、深め、マチなし)

・ クリアファイル(A4)

・ 両面テープ(布用、強力タイプ)

・ アイロン

 

 

補足説明(準備するものについて)

トートバッグは、マチありの状態でも、裏返してマチ部分の糸を切ることでマチなしの状態にできます。(できないものも、なかにはあります。)

具体的には、下の説明画像で赤い点線部分にある糸を、リッパーでカットします。リッパーは、100円ショップでも買うことができます。    

 

マチありのトートバッグ
マチ部分(バッグの内側の布を引き出した状態)

 

リッパー(縫い目ほどき)
リッパー(縫い目ほどき)

 

 

クリアファイルは、今回はA4サイズのものを使いますが、トートバッグのサイズによって、もっと大サイズのものだったり小サイズのものがベストであることも。

厳密な計算は必要なく適当で大丈夫なので、ほとんどの場合はA4サイズでいけると思います。

サイズが大き過ぎるクリアファイルの場合、完成したミニトートのマチの部分がクリアファイルと干渉してしまい、マチが開ききらなくなりますので気を付けてください。 

 

クリアファイル
クリアファイル(1枚でOK)
仕切りの作り方_リメイク
クリアファイルが大き過ぎると、赤丸の箇所が干渉する

 

 

布用両面テープは、強力タイプで、幅は15mmくらいあった方がよいと思います。

 

 

布用両面テープ

 

 

それでは、作っていきましょう(^○^)

  ◎ こちらが、トートバッグのもとの姿です。↓

下の画像は100円ショップで購入したトートバッグです。 今回は、こちらのトートバッグをミニトートバッグにリメイクしていきます。

市販のトートバッグを用意して作り始めるのが一番ラクですが、お気に入りの生地を使いたい場合は、「ココまでは頑張ってミシンで作る」という手もあります☆

以下で紹介する工程①~⑫のなかでは、ミシンは一度も使いません ♪

 

元となるトートバッグ_リメイク

 

 

  1. トートバッグの底を下から押し上げ、仕切りとなる部分を形成します。

    この時、トートバッグの深さが半分ほどになるので、柄入りのトートバッグの場合は、柄がヘンなところで途切れる可能性があります。

    これを避けるには、無地のトートバッグや、柄入りであっても花柄やドット柄など柄が途切れても気にならないトートバッグを使うとよいです。


    バッグの仕切りを作る_リメイク
    下からグッと押し込む
    バッグの仕切りを作る_リメイク
    押し込んだら、形を整える




    仕切りを形成するときに、気にしてほしいことがあります。

    下の画像で「立ち上がる部分」としてある部分は、完成してマチを開いたときに、サイドの辺としてスクッと立ち上がる部分です。

    ということは、マチを開くと「仕切りの上端」「立ち上がる部分」と同じぶんだけ下に沈み込みます。

    つまり、工程①で、「仕切りの上端」がトートバッグの上部より上に飛び出るように仕切りを形成したとしても、完成してマチを開くと、「仕切りの上端」がトートバッグの上部より下にくるということです。

    これを考慮して工程①で「仕切りの上端」の高さを決めれば、できあがった時に思い通りの高さの仕切りになると思います。



    バッグの仕切りを作る_リメイク
    マチが閉じている状態( 工程② の画像 )
    バッグの仕切りを作る_リメイク
    マチを開いた状態( 完成品の画像 )

     

     

  2. 底の部分を画像のように折り、ミニトートバッグのマチとなる部分を形成します。


    △部分を小さくとるか大きくとるかで、マチ幅を決められます。

    折った箇所(画像の赤い点線部分)にアイロンをあてて折り目を付けておくと、③の作業がやりやすくなります。


    バッグのマチを作る_リメイク
    折り方
    バッグのマチを作る_リメイク
    △部分にアイロンを
    バッグのマチを作る_リメイク
    ここの線にもアイロンを

     

     

  3. 布用両面テープを②で折った△部分の内側に貼って、マチとなる部分を留めます。

     

    バッグのマチを作る_リメイク

  4. 画像のように折ります。

     

      バッグのマチを作る_リメイク

  5. クリアファイルの長辺側を半分に折ります。





    クリアファイルの折り方


  6. 折ったクリアファイル両側に、両面テープを貼ります。


    仕切りの内部で、クリアファイルを布に固定するためのテープです。

    ※ 両面テープの剥離紙は、この時点ではまだ剥がさないでください。



    仕切りを作る_リメイク
    内側の面ではなく外側の面に貼る

    仕切りを作る_リメイク  

     

  7. ミニトートバッグの底部に、両面テープを貼ります。


    ミニトートバッグの底部を閉じることができるように、画像で赤く示してある箇所の内側に、布用両面テープを貼り付けます。

    ※ 両面テープの剥離紙は、この時点ではまだ剥がさないでください。


    バッグのマチを作る_リメイク
    下からめくった箇所にテープを。上からめくった箇所ではなく。

     

     

  8. ミニトートバッグの底部から、「仕切りとなる部分」の袋状の中に、クリアファイルを折りめ側から入れます。


    クリアファイルの端(折りめ側)が、「仕切りとなる部分」の袋状の奥まで、突き当たるように入れます。

    クリアファイルが、⑦で貼りつけた両面テープよりも上位置に収まるようにします。

    クリアファイルが大きすぎる場合は、クリアファイルを一旦取り出してから少しカットし、再び戻し入れて状態を見ます。 



    仕切りの作り方_リメイク   仕切りの作り方_リメイク


  9. ミニトートバッグの底部を閉じます。


    クリアファイルが丁度よいサイズになったら、クリアファイルを「仕切りとなる部分」の袋状の中に入れた状態で、⑥でクリアファイルに貼り付けた両面テープの剥離紙を剥がし、袋状の布に貼り付けます。

    その後、⑦でミニトートバッグの底部に貼り付けた両面テープの剥離紙を剥がし、底部を閉じます。

    クリアファイルが両面テープよりも完全に上位置に収まらずに、閉じるときに両面テープの一部がクリアファイルに貼りついても、布同士が接着されてミニトートの底部が閉じられれば問題ありません。    



    ミニトートバッグ_リメイク


  10. 全体のバランスを見ます。


    マチ部分を開いてから、全体のバランスを見ます。

    左右差がないかも確認して、もしバランスの悪い箇所があれば、両面テープを剥がしてやり直します。

     

    バランスチェック_リメイク


  11. 必要な補強をします。


    重たいものを入れる可能性がある場合は、両面テープで留めた付近を糸で縫い留めて補強したり、布用接着剤で補強することをお勧めします。

    縫って補強する場合は、トートバッグを裏返して内側から縫ったほうが、縫い目が外に出ないので仕上がりがキレイかもしれません。

    上からアイロンを押しあてることで布との密着度をあげることができる両面テープをお使いの場合は、アイロンで強度を上げられそうですね。 


  12. スチームをあててクセをとります。


    スチームをあてて、クセやシワを取ります。 衣類スチーマーまたはアイロンのスチームを使います。

 

◎ 完成!    

 

ミニトートバッグ_リメイク   ミニトートバッグ_リメイク

 

 

◎ 中に物を入れてみる♪

画像のようにクリップ(バッグインフック、キークリップなど)を仕切りに何個か挟んで付けておくと、クリップにメモ用紙を挟んだり、イヤホンやカギを引っ掛けるなど、小さな物が埋もれてしまわないようバッグの上の方に保持させておくことができて、便利です。

ボールペンなんかも仕切りに引っ掛けておくと、便利です。    

 

完成品_リメイク
仕切りの上端にクリップを挟んでおくと便利
完成品_リメイク
仕切りがあると、整理をしやすい!

 

 

おむつストッカーとしても、便利に使えそう?? (サイズ別に分けたり、ウェットティッシュなど小物と分けたり。)

 

 

◎ 補足(トートバッグについて)

画像(左)のように、柄が半分よりも上に入っているトートバッグを使うと、 「トート ⇒ ミニトート」化したときに、柄がミニトートバッグの真ん中付近にくるように作れますよ ( ˊ ▽ ˋ )

ちなみに、100円ショップで購入したトートです。    

 

ロゴの入ったトートバッグ_リメイク
38×45cmくらい ⇒ 38×24cmくらい(マチは14cm)

 

 

簡単にミシン無しでできるので、お試しください(^-^)♪