市報で、「ノーバディーズパーフェクトプログラム」の参加者を募集していました。
これが、いったい何なのかよくわからないまま、でも興味を惹かれて応募してみました。
定員は15名。 応募がそれを超えると抽選になるようでしたが、参加が決まりました。
市報での説明は、ざっくりこんな感じ。
- 対象:0~3歳までの子どもをもつ母親
- 無料託児つき
- 1回2時間、全6回
- それぞれに抱えている悩みや関心のあることを出し合って話し合いながら、自分にあった子育ての仕方を学びます。
あるひとつの正しい方法を教えるというものではありません。
必要に応じてテキストを参照します。
いったいどんなプログラムなのでしょう…
不安と期待でドキドキしながらの初回では、
自己紹介
ルール決め ティータイム 皆で話し合いたいことの出し合いをしました。
ルール決めというのは、「途中で携帯電話がなったら、出てもよいか?」「開始時間は時間通りにするか皆が集まってからにするか?」「飲み物は勝手に飲んでいいか?」「ここで得た情報を口外しないようにした方がよいか?」など、ほんとに基本的なルール。
まさに、白紙からのSTART!といった印象でした。
話し合いたいことの出し合いというのは、付箋紙1枚に付き1つのことを各自が書き、一人あたり数枚のそれを、模造紙にペタペタ貼っていくというものでした。
大体、近いテーマのものが集まるように貼り付けて、最後にそれをファシリテーターさんがぐるりぐるりとマジックで囲ってテーマごとに分けてくださいました。
これで、次回2回目以降からの話し合いの大筋が見えてきました。
皆が解散した後、ファシリテーターさん達が、テーマを次回以降5回分に割り振ってくださいました。
2回目: 子供の生活について
3回目: 自分の時間の作り方
4回目: 夫婦と父子・兄弟姉妹・じいじとばあば
5回目: W・L・C(ワーク・ライフ・コミュニティ)バランス
6回目: まとめの回
2~5回目までの各回では、テーマにそって皆で話し合いをしました。
話し合いは、まず、テーマ名の書かれた用紙を皆で廻しあって、各自の思うところを1分くらいずつかけて書きました。(これは、後ほど、ファシリテーターさんがまとめて印刷し、皆に配ってくださいました。)
「自分の時間の作り方」の回では、1日24時間の過ごし方を各自用紙に記入して、そのなかで自分の時間のところにマークをつけ、皆で廻してどんなものかを見るなどしました。
「夫婦と父子~」の回では、あるひとつの例をあげて、「どうしてそうなったのか」など掘り下げて皆で考えていきました。
「WLCバランス」の回では、グループに分かれて話し合ったあとにその内容を発表して互いに情報を共有しました。
ちなみに、毎回ティータイムがあり、思い思いにコーヒーやお茶をついで、お菓子を食べながらリラックスして隣りの人達と話をしました。 時間にして10分程度ですが、和やかで楽しい時間でした♪
毎回、先週の振り返りからはじまり、そして最後は今日の振り返りで終わります。
ひとりひとり、皆の前でそれを言っていくのですが、結構、この振り返りには時間がかかります。
15名もいるので、ひとり1分しか話さなくても15分かかるのです。
だんだん慣れてくると、皆、1分では済まずに2分近く話す場合もありますから、振り返りには時間がかかります。
けれど、こういう時間こそ個々人が見えてくるため、楽しい時間でもありました。
ノーバディーズパーフェクトのプログラムが全6回終了した後、ファシリテーターさんの働きかけもあって、サークル名を皆で考えて、幹事を決めて、今回こうして運命的に出会った皆が後々まで仲間として続いていけるようにしよう、という流れになりました。
というわけで、子育てのよき仲間として、サークルの皆とは仲良くやっていけたらいいなと思っています。
以上が、謎に包まれた?ノーバディーズパーフェクトの、私の体験談です。
完璧な親や完璧な子どもなど、存在しないのです。
ですから大事なのは、可能なかぎりベストをつくすことです。
そして必要なときには、まわりから助けを借りることです。
「完璧な人間などどこにもいません。」というのが、Nobody’s Perfect の直訳だそうです。
もし機会があれば、このプログラムに、あなたも参加してみませんか?
そこから何が得られるか、個々人によって違うと思うけれど、たぶん、参加すれば、今より少し癒されて、穏やかな気持ちになれるんじゃないかなと思います。
それはきっと、「大変なのは自分だけじゃない」ということが分かるから なんだと思います。